このページでは、モルトウイスキーの製造方法について解説しています。
今回は、3工程目の発酵について詳しく解説していきます。
ここまでの記事はこちらから↓
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程① 製麦~
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程② 糖化~
おさらい:ウイスキーの製造工程は大きく6つ!
ここまでのおさらいを簡単にすると、ウイスキーの製法は以下の6つに分かれていました。

今回は3番目の「発酵」について解説していきます。
発酵の大まかな流れ

発酵は上記のような流れで行われます。「発酵」を簡単にまとめると以下のような形です!
・酵母の力で麦汁の中の糖をアルコールに分解して、もろみ(発酵液)に!
酵母は糖(グルコース)をアルコールと二酸化炭素に分解します。
酵母が糖を分解することで、もろみ(発酵液)と呼ばれるアルコール度数が7~9%の液体が完成します。
まず麦汁を発酵槽に移し、酵母を投入
麦汁を20℃前後に冷却したのち、発酵槽(ウォッシュバック)に移し、酵母を投入します。
しばらくすると、発酵して発生する炭酸ガス(二酸化炭素)で激しく泡立ちます。
そのため上部には泡をつぶすための、へらのような装置が取り付けられています。
48~72時間ほどかけて発酵がおわり、アルコール度数が7~9%ほどのもろみ(発酵液)が完成します。
風味に影響する要素とは?

完成したもろみはアルコール類の他にエステルや酸などといった、物質も含まれています。これらは、ウイスキーの香りにも影響してきます。
また、発酵時間の長さや発酵槽の材質、酵母の種類などによって、できるウイスキーの特徴は大きく変わってきます。
まとめ
今回はウイスキーの製造の3工程目「発酵」についてまとめました。
今回の内容をまとめると…
・酵母の力で麦汁の中の糖をアルコールに分解!
次回は4工程目の「蒸留」についてまとめていきます
続きはこちらから↓
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程④ 蒸留~
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