このページでは、2020年のIWSC(International Wine & Spirit Competition)に出品された、日本のウイスキーの結果をまとめました。
結果を公式コメントの日本語訳とともに紹介していきます。
気になった方は最後まで読んでみて下さい
2020年のIWSCの日本のウイスキーの結果・点数
公式のテイスティングノートの日本語訳
IWSCの概要・歴史などの情報
2020 IWSC 日本から出品されたウイスキーの結果
2020年は金賞を獲得した日本のウイスキーはありませんでした。
銀賞を獲得したウイスキーは以下の通りでした。
銀賞
91点:倉吉 12年 ブレンデッドモルトウイスキー
Layered aromas of stewed fruits, nuts and sweet spices leading to a richer palate with caramel and malt. Savoury finish with oak spices.
煮詰まったフルーツ、ナッツ、甘いスパイスの重層的なアロマが、キャラメルとモルトのリッチな味わいにつながっている。オーク材のスパイスが効いた風味豊かなフィニッシュ。
英文はIWSC 公式ページから引用
90点:波門崎 ピュアモルト ブレンデッドモルトウイスキー
Light, grassy and citrus-driven aromas leading to rounded, well balanced palate of vanilla and light smoke with persistent finish.
草や柑橘類を思わせる軽やかなアロマが、バニラと軽いスモークの丸みのあるバランスの良い味わいにつながり、持続性のあるフィニッシュが特徴です。
英文はIWSC 公式ページから引用
90点:倉吉 8年 ブレンデッドモルトウイスキー
Up front herbal aromas alongside gala melon, toasted coconut and sweet pineapple giving a generous texture and creaminess; waft of peaty smoke appears towards the finish.
ガラ・メロン、トーストしたココナッツ、甘いパイナップルに加え、ハーブのアロマが前面に出ており、豊かなテクスチャーとクリーミーさが感じられます。
英文はIWSC 公式ページから引用
銅賞
89点:倉吉 シェリーカスク ブレンデッドモルトウイスキー
Malty character with green, grassy notes and oak spice on finish.
モルティなキャラクターとグリーン、草の香り、フィニッシュにオークのスパイスが感じられる。
英文はIWSC 公式ページから引用
89点:倉吉 ピュアモルトウイスキー
Youthful, vanilla-driven flavours with sweet honey, fudge and tonka bean.
甘いハチミツ、ファッジ、トンカビーンズなど、若々しくバニラ主体のフレーバー。
英文はIWSC 公式ページから引用
89点:倉吉 18年 ブレンデッドモルトウイスキー
Savoury style of dusty earth, cedar and sandalwood with tropical lift on the finish.
埃っぽい土、杉、サンダルウッドの香ばしいスタイルで、フィニッシュにはトロピカルな香りが漂います。
英文はIWSC 公式ページから引用
89点:岡山 トリプルカスク シングルモルトウイスキー
Rich and oaky with dried fruits, walnuts, toffee and a pinch of pepper
ドライフルーツ、クルミ、タフィー、コショウのリッチでオーキーな味わい。
英文はIWSC 公式ページから引用
89点:松井 サクラカスク シングルモルトジャパニーズウイスキー
Vanilla and citrus, with some sweeter honeyed notes and a hint of elderflower.
バニラと柑橘類、さらに甘い蜂蜜のような香りとエルダーフラワーのヒントがあります。
英文はIWSC 公式ページから引用
88点:忍 10年 ブレンデッドモルトウイスキー
Well oaked, spicy whisky with rich flavours of dried fruit and toffee
ドライフルーツとタフィーの豊かな風味を持つ、よく樽香のあるスパイシーなウイスキー。
英文はIWSC 公式ページから引用
87点:山陰 ブレンデッドジャパニーズウイスキー
Subtle and restrained style with sweet fruit, toffee, vanilla and a pinch of spice.
甘い果実味、トフィー、バニラ、スパイスの風味を持つ、繊細で抑制されたスタイルです。
英文はIWSC 公式ページから引用
87点:鳥取 ブレンデッドウイスキー
Restrained and subtle with green orchard fruits, light honey and smooth vanilla
グリーンオーチャードフルーツ、軽い蜂蜜、滑らかなバニラの控えめで繊細な香り。
英文はIWSC 公式ページから引用
87点:信 セレクトリザーブ ブレンデッドウイスキー
Youthful and grassy nose, leading to well integrated fruit and oak flavours on palate.
若々しく草のようなノーズを持ち、口中では果実味とオークのフレーバーがうまく融合している。
英文はIWSC 公式ページから引用
85点:山陰 Ex-バーボン ブレンデッドジャパニーズウイスキー
Toasty and oaky with rye-like character, with generous oak and caramel flavours.
トースティーでオーキー、ライ麦のような特徴を持ち、たっぷりとしたオークとキャラメルのフレーバーが特徴です。
英文はIWSC 公式ページから引用
85点:鳥取バーボンバレル ブレンデッドウイスキー
Bourbon-like nose with vanilla and a twist of citrus, oily mouthfeel and plenty of spicy oak
バーボンのような香りにバニラと柑橘類のツイスト、オイリーな口当たりとスパイシーなオークの香り
英文はIWSC 公式ページから引用
IWSCの概要
1969年に Anton Masselによって 「International Wine & Spirit Competition」は創設されました。
世界各地から、著名な審査員を選び、ブラインドテイスティングによる公正な審査を行っています。
まとめ
今回の記事では2020年のIWSCの結果をテイスティングノートと共に紹介しました。
他にも世界各地のコンペの結果もまとめています。
別のコンペや、どんなウイスキーが受賞しているかなど気になった方はこちらもご覧ください↓
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