このページでは、モルトウイスキーの製造方法について解説しています。
今回は、最後の工程である瓶詰めについて詳しく解説していきます。
ここまでの記事はこちらから↓
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程① 製麦~
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程② 糖化~
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程③ 発酵~
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程④ 蒸留~
モルトウイスキーの製法について分かりやすく解説!~工程⑤ 熟成~
おさらい:ウイスキーの製造工程は大きく6つ!
ここまでのおさらいを簡単にすると、ウイスキーの製法は以下の6つに分かれていました。

今回は最後の工程「瓶詰め」について解説していきます。
瓶詰めの簡単な流れ
瓶詰めの簡単な流れは以下の通りです。
①払い出し
②フィルタリング
③ボトリング
熟成を終えた後のウイスキーはこれらの工程を経て、私たちの元に届けられます。
「払い出し」と「フィルタリング」
まず最初に、樽から中身のウイスキーを出して、瓶詰めする装置に送る「払い出し」を行います。
その後、一度ウイスキーを冷却したのちに、フィルターでろ過する「チルフィルタリング」を行います。
フィルタリングを行う理由は?
フィルタリングを行う前のウイスキーには、白濁の原因となる物質が含まれています。
フィルタリングはこの物質を取り除くために行われます。
白濁していると、見た目が良くないく、消費者に悪い印象を与えてしまうため、フィルタリングをしています。
逆にこのようなチルフィルタリングを行わず、瓶詰めされるウイスキーを「ノンチルフィルター」と呼ばれています。
ボトリング
ボトリングを行う際、精製水を加えて、アルコール度数を40%程度に調整します。
この時に、水を加えずに、樽のままのウイスキーを瓶詰したものを、「カスクストレングス」と呼んでいます。
「カスクストレングス」は水を加えないため、通常のウイスキーよりもアルコール度数が高くなります。
まとめ
ここまでの6回に分けて、モルトウイスキーの製造方法についてまとめました。
モルトウイスキーの製造工程のおさらいをすると、以下の通りです。

ウイスキーの製造方法が分かると、普段何気なく飲んでいるウイスキーの細かい分類や、どんな原料、どんなポットスチルで蒸留しているかなど、気になることがたくさん出てきますよね。
この記事を読んで、ウイスキーを楽しむ際の幅が広がれば幸いです。
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