本坊酒造「マルス信州蒸留所」の特徴、ウイスキー、見学について

今回の記事は、本坊酒造の「マルス信州蒸留所」についての情報をまとめました。

「マルス信州蒸留所」の特徴や製造しているウイスキーや、蒸留所見学について知りたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。


「マルス信州蒸留所」で製造するウイスキー「駒ヶ岳」について詳しく掘り下げた記事や、「駒ヶ岳」を扱うふるさと納税サイトについてまとめた記事も書きました。

気になる方はぜひそちらも見てみて下さい!

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「マルス信州蒸留所」の概要・歴史

本坊酒造は元々焼酎メーカーとしてスタート

本坊酒造は元々本格焼酎を生産するメーカーとして、今から約150年前の1872年(明治5年)に、鹿児島県で操業を開始しました。

明治時代後半には、地元薩摩の名産品である甘藷を使っての焼酎製造を始めました。

昭和初期には山林事業にも手を広げ、現在では鹿児島・宮崎・熊本三県にまたがる広さを誇ります。

創業期から「殖産興業による社会奉仕」の精神を現在も受け継いでます。

1953年にはウイスキーの製造を開始

本坊酒造は1949年(昭和24年)に、ウイスキー製造の免許を取得します。

その後1953年からは鹿児島工場で、1960年からは山梨工場でウイスキーの製造を開始しました。

1985年に、ウイスキー作りに適した環境を求め、長野県に現在のマルス信州蒸留所となる信州工場を新設します。

しかし、ウイスキーの製造は需要低下の影響もあり、2011年まで行われませんでした。

2011年からは、冷涼で霧の深い信州の気候を生かしたウイスキー作りを行っています。

現在はウイスキーの他に、焼酎やワイン、梅酒などを製造しています。

ニッカウヰスキー創設者竹鶴政孝とのつながり

山梨工場を建設する際、顧問だった人物が「岩井喜一郎」です。

岩井は摂津酒造で働いている時、ニッカウヰスキーを創設した「竹鶴政孝」の上司でした。

完成した2つのポットスチルは、スコットランドに留学した竹鶴が岩井に提出した「竹鶴ノート」を参考にして設計されています。

2014年に新設され、現在稼働しているポットスチルは、岩井が設計した初代のポットスチルを踏襲して作られたものです。

製造するウイスキーのラインナップ

モルトウイスキー

・シングルモルト 駒ヶ岳 2022 Edition

・マルスモルテージ 越百(コスモ)

ブレンデッドウイスキー

・TWIN ALPS

・マルスウイスキー 3&7

・マルスウイスキー 信州

・岩井 トラディション

・岩井 トラディション ワインカスクフィニッシュ

・岩井 トラディション シェリーカスクフィニッシュ

上記のラインナップを現在、マルス信州蒸留所で製造しています。

その中でも、「シングルモルト 駒ヶ岳 2022 Edition」は日本洋酒酒造組合の定める「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を満たしています。

「マルス信州蒸留所」の見学方法・内容

スタッフによる蒸留所案内を希望される方は予約が必須となります。

※2022年12月現在 新型コロナウイルス感染防止のため、スタッフによる案内は中止となっています。

無料の蒸留所見学は予約なしでも可能です。

※202212月現在 新型コロナウイルス感染防止のため、9人までしか入場することができません。

見学の際は、事前に予約することをお勧めします。

見学の予約はこちら(本坊酒造 公式ページ)から

蒸留所見学の内容

「竹鶴ノート」を元に作られた伝統あるポットスチルや、ウイスキー製造プラント、原酒の貯蔵庫などを見学することができます。

ショップでは、蒸留所限定のウイスキーやワイン、ビールなどの買い物を楽しむことができます。

また、ショップに併設されたBARでは、有料で試飲も行っており、マルス信州蒸留所で作られたウイスキーを現地で堪能することができます。

「マルス信州蒸留所」へのアクセス方法

電車の場合

JR駒ヶ根駅または宮田駅から、タクシーで約10分

車の場合

中央自動車道・駒ヶ根ICより、約5分

各ウイスキーの味・特徴など

シングルモルト 駒ヶ岳 2022 Edition

「シングルモルト 駒ヶ岳 2022 Edition」はバーボンバレルで熟成させた原酒をベースに、シェリーカスクで熟成させた原酒や、ポートカスクで熟成させた原酒をブレンドしたシングルモルトウイスキーとなっています。

優しく優雅な香りや、熟した柿のような円熟した風味を楽しむことができます。

限定60,000本の生産となっており、とても貴重なウイスキーです。

また、この「シングルモルト 駒ヶ岳 2022 Edition」は、日本洋酒酒造組合の定める「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を満たしています。

商品名シングルモルト駒ヶ岳 2022 Edition
種類ジャパニーズ モルトウイスキー
熟成樽バーボン・シェリー・ポートなど
生産数60,000本
度数50%
内容量700ml
小売希望価格8,800円

マルスモルテージ 越百(コスモ) モルトセレクション

「越百」とは中央アルプスに広がる山々のうちの一つである「越百山」にちなんで名付けられたウイスキーです。

「マルスモルテージ 越百(コスモ) モルトセレクション」は異なるタイプのモルト原酒をヴァッティングしています。

ほのかに感じるスモーキーさや熟した果実のようなやわらかさなど、複雑な奥深を感じることができるブレンデッドモルトウイスキーです。

商品名マルスモルテージ 越百 モルトセレクション
種類ブレンデッドモルトウイスキー
度数43%
内容量700ml
小売希望価格4,840円

TWIN ALPS

「TWIN ALPS」が意味するふたつのアルプスとは、マルス信州蒸留所がある「中央アルプス」とその東方に鎮座する「南アルプス」のことです。

「TWIN ALPS」はこの二つのアルプスの雄大さをイメージして作られています。

やさしい口当たりと、バニラやクッキーのような甘さ、熟した果実の柔らかなフルーティさを感じることができるブレンデッドウイスキーです。

商品名TWIN ALPS
種類ブレンデッドウイスキー
度数40%
内容量200ml、750ml

マルスウイスキー 3&7

アルプスのミネラル豊富な天然水と、厳しい自然環境の中で熟成された、さまざまな種類の原酒をバランスよくブレンドして完成したウイスキーです。

ホワイトオークの樽の香りが特徴的なブレンデッドウイスキーです。

商品名マルスウイスキー 3&7
種類ブレンデッドウイスキー
度数40%
内容量720ml
小売希望価格1,628円

マルスウイスキー 信州

信州の豊かな自然を感じさせる爽やかさや、甘い果実のようなフルーティさが特徴のブレンデッドウイスキーです。

「マルスウイスキー 信州」は長野県限定品となっていますが、Amazonなどの大手通販で購入可能です。

商品名マルスウイスキー 信州
種類ブレンデッドウイスキー
度数40%
内容量200ml、720ml

岩井 トラディション

マルスの生みの親である「岩井喜一郎」氏に対して尊敬と感謝を込めて作られたウイスキーです。

口当たりは優しく、複雑で心地よい香りが特徴的です。しっかりと芯のある熟成感も感じられ厚みのあるウイスキーとなっています。

商品名岩井 トラディション
種類ブレンデッドウイスキー
度数40%
内容量750ml
小売希望価格2,420円

岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ

「岩井トラディション」を、マルス山梨ワイナリーやマルス穂坂ワイナリーの赤ワインに使用した樽に入れ、1年以上追加熟成したブレンデッドウイスキーとなっています。

口当たりは上品で柔らかく、シェリー樽の独特な木の香りと赤ワイン樽特有の甘いバニラの香りが調和して、深く厚みのある味わいになっています。

商品名岩井 トラディション ワインカスクフィニッシュ
種類ブレンデッドウイスキー
度数40%
内容量750ml
小売希望価格3,080円

岩井トラディション シェリーカスクフィニッシュ

「岩井トラディション」を、甘口のシェリー「ペドロ・ヒメネス」に使用した樽に入れ追加熟成したブレンデッドウイスキーとなっています。

「岩井トラディション」本来の豊かな風味に加え、シェリー樽特有のメープルシロップのような上品で深みのある香りを楽しむことができます。

商品名岩井 トラディション シェリーカスクフィニッシュ
種類ブレンデッドウイスキー
度数40%
内容量700ml
小売希望価格3,300円

まとめ

今回の記事は、マルス信州蒸留所についての情報をまとめました。

実際にマルス信州蒸留所の見学をしてみたり、ウイスキーを飲んでみて下さい!


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