今回の記事は、世界的に権威のある蒸留酒のコンペティション「International Spirits Challenge」(ISC)について解説しました。
世界的に権威のあるコンペティションですが、実は多くのジャパニーズウイスキーがこのコンペティションで賞を獲得しています。
ISCについて気になった人はぜひ最後まで読んでみて下さい。
ISCの概要

ISCとは?
「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」(ISC)はイギリスで毎年行われる蒸留酒(スピリッツ)のコンペティションです。
2022年で27年目を迎える、歴史の長いイベントです。
イギリスの酒類専門誌「ドリンクス・インターナショナル」が主催しており、世界で最も権威のあるコンペティションの一つとして知られています。
数多くの部門が存在する
味を評価するTasting Awardsだけでなく、デザインやパッケージについて評価しているDesgin&Packaging Awardsなどの賞も存在しています。
またTasting Awardsのなかでも、ジンやテキーラ、ウオッカなどのお酒に対しての賞も存在します。ウイスキーの部門はさらに、アメリカン/カナディアンウイスキー、スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、ジャパニーズウイスキーなどの部門に分かれています。
審査方法はブラインドテイスティングを採用
世界各地の著名なウイスキー蒸留所のブレンダーや、マネージャーなど約10名によってブラインドテイスティングされ審査されます。
ブラインドテイスティングとは、ウイスキーの銘柄や品種などの情報を一切伝えられない状態で、審査することを指します。
賞の種類は大きく分けて4つ
厳正な審査に基づき、「ダブルゴールド」、「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の賞が選ばれます。
さらに、ダブルゴールドの中から最高賞となる「トロフィー」が選ばれます。この「トロフィー」が最も栄誉のある賞だと言えます。

ISCを主催する「ドリンクス・インターナショナル」について
1967年にイギリスで設立され、世界のスピリッツ、ワイン、ビール市場を専門とする雑誌です。世界の飲料業界の最新情報やニュースを日々発信しています。
雑誌の刊行や公式サイトの運営に加え、数々の酒類に関連したイベントを主催しています。

ISCで受賞したジャパニーズウイスキー
今回はISCの中でも最高賞の「トロフィー」を受賞したジャパニーズウイスキーを紹介していきます。
受賞年 | ウイスキー | 製造会社 |
---|---|---|
2007年 2008年 | 響 30年 | サントリー |
2009年 | 竹鶴 21年 | ニッカウヰスキー |
2010年 | 山崎 1984 | サントリー |
2012年 | 白州 25年 | サントリー |
2012年 | 山崎 18年 | サントリー |
2013年~2017年 (5年連続) | 響 21年 | サントリー |
2017年 | ニッカ カフェモルト | ニッカウヰスキー |
2018年 2022年 | 白州 25年 | サントリー |
2019年 | 竹鶴 25年 | ニッカウヰスキー |
2020年 | 富士 30年 | KIRIN |
サントリーやニッカの有名どころのウイスキーが数多く「トロフィー」を受賞していることが上の表からみてとれます。
これらのウイスキーは希少性や人気が高くなかなか手に入れるのが難しい代物となっています。
2017年トロフィーを受賞した「ニッカ カフェモルト」を実際に飲んでみました!
味や飲み方など気になる方はぜひ読んでみて下さい
まとめ
今回の記事では、世界的に権威のあるウイスキー品評会である「ISC」についてまとめました。
現在世界でも人気が上がっている、ジャパニーズウイスキーですが、どのようなウイスキーが世界でのコンペで受賞しているか調べてみるのも面白いですよ。
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