このページでは、「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」を実際に飲んでみた感想についてまとめました。
また、筆者が色々な飲み方を試したうえで、おすすめの飲み方を紹介しています。
結論から先にまとめると次のような形です
・まずはストレートで
→繊細に隠れるフルーティさや、味の変化を感じてみましょう。
・柑橘系の飲み物・食材と一緒に
→レモンソーダやスライスしたレモンなど、その他、柑橘系の飲み物がよく合います
気になった方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
飲む前に:「富士」とは、どんなウイスキー?
「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」はキリンディスティラリー株式会社・富士御殿場蒸留所で製造されているウイスキーです。
富士山の麓に位置し、ミネラル豊富な天然水や、富士の大自然に囲まれた土地で、ウイスキー作りを行っています。
そして、実際の味に関してですが、「富士」のブランドサイトには以下のような内容が載っていました。

やわらかな口当たりで、ラズベリーやオレンジなどの甘さ、穀物の香ばしさが主体のウイスキーのようですね。甘い系のウイスキーは好きなので期待が高まります。
受賞歴
「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」は、国際的な品評会にも出場しており、世界的にも高い評価を得ています。
・ International Spirits Challenge (ISC)2020 金賞 受賞
・ International Spirits Challenge (ISC)2021 金賞 受賞
・ International Spirits Challenge (ISC)2022 金賞 受賞
・ World Whisky Awards (WWA)2021 銅賞 受賞
・Ultimate Spirits Challenge (USC)2022 92点
アルティメット・スピリッツ・チャレンジ(USC)2022での公式コメントは以下のような内容でした。
Playful aromas of caramel apple and freshly steamed barley are soft and mellow. A slightly dusty texture is rich with mace, new leather, and malted chocolate balls. The finish is piquant with wisps of fresh sunflower.
(キャラメルアップルや蒸したての大麦のような遊び心のある香りは、柔らかくまろやかです。
かすかな粉末のような質感に、メースや新革、モルトチョコレートボールが豊かに香ります。
フィニッシュは新鮮なヒマワリのようにピリッとしています。)
・キャラメルアップル:リンゴの外側をキャラメルでコーティングしたお菓子。
・メース:ナツメグの果実を割り、内側の仮種皮と呼ばれる赤色の皮を乾燥させてできたスパイス。
・モルトチョコレートボール:大麦入りのチョコを球状にしたお菓子。
やはり、果実のような甘さや穀物のやさしさが特徴のようですね!
実際に飲んでみました!
今回は「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」を10種類の飲み方で飲んでみました!
まずはストレートで
まずは、ストレートで本来の味を感じてみました!

注いだ時の香りは、はちみつや木、穀物のような甘くてやさしい香りを感じました。フルーツ系の香りがするのかなと思っていたので、これは意外でした。
そして、口に含んで、まずは舌の上だけで味を感じてみると…
アルコールのピリッと感の中にりんごやオレンジのようなフルーティ甘さを確かに感じました!
そしてちょっと時間がたって、香りが鼻の奥に抜けてからは、穀物のようなやさしい香りを感じました。
時間経過で風味の変化を楽しめ、ブレンダーのこだわりを感じることができるウイスキーでした。
次にロックで

次にロックで飲んでみました。
全体的に薄まってなのか、冷やされて香りが抑えられてなのか、ストレートのすぐ後に飲んだので、味への感受性がバカになってなのか、正直味があまり分かりませんでした笑
ただ、薄まってすっきり飲みやすかったです!ストレートの後に飲んでるから当たり前かもしれませんが…
後から思うと、一旦水を飲んでリセットするべきだったなあと思います。それか飲む順番を変えてみてもいいかもと思いました。
今後への課題として今は置いといて、次にいきたいと思います(-_-;)
王道ハイボールで

次は王道のハイボールでいただきました。
炭酸で割ると、フルーティ系の風味はなりを潜め、どちらかというと穀物の香りが前面に出てくるような気がします。
安価なウイスキーでのハイボールに特有なトゲのようなものが無く、やさしくまろやかなハイボールでした。
ちなみに分量は1:5で作りました。このくらいの分量が個人的にはベストだと思います。
午後の紅茶・ストレートティーで

次に午後の紅茶・ストレートティーで割ってみました。ここからは変わり種の割り材シリーズとなっています。ちなみに、分量は1:5で作っています。
フルーティ系のウイスキーなら、紅茶が意外と合うのでは?と思いチョイスしました。
しかし思惑とはちがい、炭酸で割った時もそうでしたが、薄まるとフルーティ系の香りはあまり感じなくなるんですよね。どらちかというと、穀物系が強くなります。
しかし、紅茶と穀物系も意外とマッチしていて悪くはない組み合わせでした。
ストレートティーが好きな人はぜひやってみてもいいかもしれないですね。めっちゃおすすめかといわれると、ちょっと自信はないですが笑
午後の紅茶・レモンティーで

次に午後の紅茶・レモンティーで割ってみました。こちらも分量は1:5です。
個人的にはストレートティーよりも、こちらのレモンティーの方が「富士」と良くマッチしていました。
レモンなどの柑橘系と相性がいいのかもしれませんね。爽やかでスッと飲めてしまいました。
りんごジュースで

次にりんごジュースで割ってみました。こちらも1:5の分量で割りました。
りんごジュースの甘さと「富士」の穀物の風味がよく合っていると思いました。普通においしかったです。
もともと、ストレートで飲んだ時の味はフルーティ系の風味なので、りんごジュースとマッチするのは自然な流れなのかなと感じました。
オレンジジュースで

次に、オレンジジュースで割りました。こちらも同じく分量は1:5です。
これは最初、オレンジジュースが強くて、ウイスキーの風味をほとんど感じませんでした。
ということで、さらに「富士」を少し追加したところ、ようやく「富士」の風味が感じられました。強いオレンジとケンカすることなくしっかり合っていました。
こちらも元々フルーティ系の風味なのが効いているのか、柑橘系の飲み物とはよく合いますね。
オレンジジュースで割るのも悪くはないですが、味以上に度数の高いお酒が完成するので、飲みすぎ、ウイスキーの足しすぎに注意しましょう笑
緑茶で

次に、緑茶で割ってみました。こちらも分量は1:5です。
においをかいでみると、すごく合っていてびっくりしました。緑茶の香りと「富士」の香りがここまで合うのかという感じで驚きました。
で、期待を膨らませて飲んでみると… 微妙でしたね。口に含むとこんなに合わないもんなのかと思いました。
香りはすごくよかっただけに残念でした。
カルーアミルクで

次にカルーアミルクで割りました。分量は「富士」とカルーアと牛乳で1:1:8の比率で作りました。
これも悪くはなかったですが、普通にカルーアミルク単体で飲んだ方がおいしい気がしました。
カルピスと炭酸で

最後にカルピスの原液と炭酸水で割りました。分量は1:1:10です。
このあたりになると、大分アルコールが回って、味の分析どころではなかったです笑
この比率だと最初ちょっと薄すぎてよくわからなかったので、少し「富士」を足してみました。
結果合わなくはないかなあという感じでしたね、ふわっとした感想ですが笑
気になった方はぜひやってみて下さい。
まとめ:繊細に作られたクオリティの高いウイスキーでした
今回は、「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」を飲んだ感想についてまとめました。
繊細な味の変化を楽しめるクオリティの高いウイスキーでした!
飲み方のおすすめを最後にまとめると…
・まずはストレートで
→繊細に隠れるフルーティさや、味の変化を感じてみましょう。
・柑橘系の飲み物・食材と一緒に
→レモンソーダやスライスしたレモンなど、その他、柑橘系の飲み物がよく合います
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